ビジネスモデルを解説

ビジネスモデルとはいったい何か

社会人になる前の大学生が知っておきたいビジネスモデルについての基本を教えます。

 

こんにちは!新年明けましておめでとうございます。

今回の記事からは心機一転してビジネス系の記事を書いていこうかなと思います。

理由は自分が興味があるから調べたついでに書こうかなぐらいの気持ちからです。

 

それでは本題へ

そもそもビジネスモデルという言葉がどういう意味か

ビジネスモデルとは、利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語である(Wikipediaより引用)

簡単に言えば、その通りに事業を行えば利益がほぼ確実に生み出せる仕組みのことです。基本的に収益を上げている企業はこれがはっきりしています。(逆にこれがないと企業を拡大していくことは難しい)

 

じゃあ、どうやってそういうモデルを作り上げていくのか。まず第一歩として、お金をどのようにして生み出していくのかについての大きく分けて7つのパターンを紹介していきます。

 1.物販パターン

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これは皆さんが商売、ビジネスを考えたときに一番最初に浮かぶ形だと思います。このモデルは、事業主が商品やサービスの企画・開発・製造を行い、消費者に提供して対価としてお金をもらうモデルです。

成功の秘訣としては、同業他社よりも圧倒的に商品、サービスに優位性があることです。どこよりも安く販売する、どこよりも美味しいなどで勝負する必要があります。

2.小売りパターン

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このモデルでは実際に商品は作りません。仕入れて売る。これが全てです。百貨店やコンビニは小売りモデルの代表例です。

成功する秘訣は、いかに安く仕入れるか利用者に継続して利用してもらうためにインセンティブを与えることにあります。前者は当たり前ですが、仕入れ額(コスト)を抑えればそれだけ利益は大きくなることを表しています。後者の理由は小売りモデルが競合他社と同じものを売る可能性が高いことにあります。同じ商品をほぼ同じ価格で売るときにより消費者が魅力を感じるのは買ったことに付随する付加価値が大きいときです。だからコンビニは独自のカードを発行したりして、必死に付加価値をつけて他者との差別化を図っています。

3.広告パターン

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新聞やインターネットのサイトなどの媒体に広告を掲載させることで広告料金を企業から得るのが広告モデルです。

成功の秘訣としては、広告を提供する場所の価値、利用者の人数にあります。人数は決して多くなくてはならないわけではありません。もちろん多いことに越したことはないですが、企業が決めたターゲット顧客をその媒体が確実に一定数、確保していることが最も重要です。例えば高齢者向けの製品を売る会社に若者が多く閲覧する媒体を提供しても全く商品が売れないので意味がありません。

4.ライセンスパターン

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これは一種の再利用と言えます。開発済みのものに対しての再利用する権利(これがライセンス)を売買するモデル。再利用する、再利用してもらうことですでに収益を上げたものが再び収益を上げるようになります。

成功の秘訣としては自社の商品(ライセンスを売る商品)が素晴らしいこと、そしてどのように再利用するかの見通しを持ち、それを確実に実行できる他者にライセンスを譲渡することです。人気漫画が映画化されてヒットし、原作漫画まで再び売れるようになったというのはまさにこのパターンの成功事例でしょう。

5.サブスクリプションパターン

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大元の商品を安く抑える代わりに、それで利用する消耗品やそのメンテナンスの購入で収益を継続的にあげたり、商品やサービスを定期的に使い続けてもらって売り上げを確実に出していくのがこのビジネスモデルの特徴です。前者はインクジェットプリンター、後者は雑誌の定期購読やウォーターサーバーが例として挙げられます。

成功の秘訣としては、長期的に利用してもらうために適切な価格設定を行い、解約されないような魅力的な仕組みやコンテンツを提供することにあります。

6マッチングパターン

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商品を提供する側とユーザーとを仲介することで利益をあげる仕組みです。このビジネスを提供する側がやることは、マッチングする「場」を提供することですが、成功の秘訣は、確実に双方のニーズをとらえて、どんな人、サービスを紹介してほしいのかを理解することにあります。当たり前ですがここがずれてしまっては、顧客は満足することはありません。

7.フリーミアムパターン

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フリーミアムは「フリー」と「プレミアム」を掛け合わせた造語です。一部の機能を無料でユーザーに使用してもらい、その中の一部が完全版の有料バージョンを使うようになることで利益をあげるものです。スマートフォンのアプリはこのタイプが多いように思われます。このモデルで重要なのは「フリー」と「プレミアム」のバランスです。無料版で満足させすぎると有料版に人が流れなくなってしまいますので注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか?

思いのほかビジネスモデルは存在していますが、普段の私たちが利用している製品・サービスはこの7種類に分けられます。身近な企業のビジネスモデルがどのタイプにあたるのかを調べることでさらにここで学んだビジネスモデルへの理解が深まるのではないでしょうか。